採用情報

先輩社員5/品質管理

滝 佐和子

滝 佐和子 Sawako Taki

EV生技室 品質G
2006年入社

高い品質・精度が要求されるEV車用部品の測定方法や測定基準を確立させるために。

測定の方法や基準を定める重要な仕事。

現在取り組んでいるのは、近い将来量産化されるEV車のモーター関連部品の測定方法を確立することです。従来は切削で作っていた部品を当社がプレス加工で作ることで、コストダウンを実現した部品です。100分の2ミリレベルの厳しい公差を要求されるため、どうやって測定の精度を上げるかを考えています。例えば、平面度を測定する時には、「測定する部品の置き方」や「どちらの方向から測定するか」、「測定する場所」「どんな基準にするのか」といった細かい測定方法や基準を定めて、検査標準書を作ります。測定を行う人によって、個人差が出ては正確な測定方法とは言えませんから、誰でも同じ測定値が出るような方法を考える必要があります。また、精度を高めるためには測定の手間をかければいいのですが、工数が増えればその分コストに影響してしまうので、そこに苦心しています。

測定の精度を上げれば上げるほど製品のバラツキが少なくなり、例えば現在は全数検査が必要な製品も、抜き取り検査で良くなるかもしれません。ですから、測定方法を確立することは、品質向上やコストダウンに貢献するのはもちろん、現場で検査業務に携わる人の負担軽減にも役立つのです。私たちの仕事はもの作りの仕事とは少し違いますが、製品の品質やコストダウン、効率化を支える重要な仕事です。そんな仕事に携われることに、やりがいと誇りを感じています。

滝 佐和子

産休後復帰し、時短制度で勤務。女性に優しい会社。

入社後5年間は技術開発部で自動車部品や製造設備、EV車用製品など、まんべんなくいろんな製品の開発に携わっていました。この間に機械や電気の知識、モーターの仕組み、EV車の部品の知識など、幅広い知識を身に付けたことがいい経験となり、今の仕事にも役立っています。そして、EV営業技術部に異動後、結婚・出産をし、1年半の産休をいただいて会社に復帰。復帰とともに現在の品質グループに配属になりました。

子どもが小学校に入学するまで、9:00〜16:00の時短勤務制度を利用できるので、実家の両親の助けを受けながら、仕事と家庭を両立させています。私の他にも結婚・出産後に働き続ける女性が多いので、女性に優しい会社だと思います。社内結婚をしている人もいるので(私もそうですが)、職場の方々が協力してくれる風土がありますね。今は時短勤務制度を利用しているため、勤務時間が限られますから、いかに効率良く進めていくかを考えながら仕事をするようにしています。

当社のユニークな制度としては、技術者を対象とした「技術会」という活動があり、食品工場など、異業種の工場を見学したり、毎年コンペティションを開催し、アイデアを競うイベントや講演会などを行っています。こうした行事も自分の視野を広めるのに役立っています。

ある日のスケジュール
9:00 出社。
出社、メールチェック。
9:10 測定室へ。
測定室へ行き、測定方法の検討。
12:00 昼食。
社員食堂で昼食。味もボリュームも満足。
13:00 再び測定室へ。
仕入先に行って試作の状況を確認したり、品質の打ち合わせなどをすることも。
充実していると、一日が過ぎるのが早い。
16:00 帰宅。
時短勤務制度を利用しているので、ここで帰宅。