採用情報

先輩社員1/営業

稲垣 篤史

稲垣 篤史 Atsushi Inagaki

部品営業部 ボデー部品営業室1G
2008年入社

お客様や社内の技術者と一緒に新しい車を作り上げていく充実感。

新車開発の初期段階から関わり、大幅なコストダウンに成功。

お客様の設計部門を訪問して、数年後に世の中に出る新車の開発情報を入手することから営業の仕事が始まります。以前一緒に仕事をした担当者から新車のボデー部品の設計者を紹介してもらうケースが多く、こうした人間関係を広げていくことが営業活動をする上で大いに役立ちます。

現在当社で生産している車種の場合は、モデルチェンジ後も当社で担当できるように、特に力が入ります。「現在の部品をこう改善して、より性能を上げましょう」「コストダウンしましょう」といった提案を技術部門の人と一緒に行い、協豊製作所で作るメリットをお客様に感じていただくことで、受注に結びつけています。

最近は新車開発の早い段階から当社が関わって、より安く、より作りやすい部品を提案するケースが増えています。私たちも、開発の初期段階から毎週1回定期的に打ち合わせを行い、自由に意見を交換できるプロジェクトを進めています。例えば、ハイブリッド車に「インバータトレイ」という部品があるのですが、従来はモーターやバッテリーなど、周囲の他の部品の形状や配置が決まった後に、空いているスペースに入れることが普通だったため「もう形状は変更できない」ということがしばしば。しかし初期段階から関わることで、「ここにケーブルを通しますから、スペースを空けておいてください」といった提案ができるようになり、お客様と一緒によりよい車を作り上げていけるようになりました。

会社のリードオフマンとして、先頭に立って動く。

受注後は、量産開始するまでの日程の調整や品質の確認、価格の交渉などが主な仕事になります。お客様が希望する日程や、社内のリードタイム(開発期間)を考慮しながら、お客様も社内も納得できるスケジュールを組むことが重要です。そのためにも、「稲垣が言うのなら、そのスケジュールでいこう」と言ってもらえるような信頼関係ができるように、しっかり説明することを心がけています。そんな対応が認められて、以前仕事をした担当者から「今度こういう案件があるけどどう?」と声をかけてもらった時は、「自分のことを認めてもらえたんだ」と嬉しくなります。

価格の交渉も営業の大切な仕事です。多い場合には一つの部品に100点くらいのパーツが使われることもある上、梱包方法や納入方法まで決める必要があるため、見積書は厚さ10センチ程になることも。見積もりの金額はベースがありますが、部品を取り出しやすいようにきれいに並べて納入して欲しいという要望があった場合は、その分、費用がアップすることを交渉します。こうした付加価値をお客様に納得していただき、妥当な金額を認めていただけるかどうかが、営業の腕の見せ所です。

営業というポジションは、設計の初期段階から量産までの行程にたずさわり、お客様のニーズも、社内の要望もよく理解して行動しなければいけません。品質・納期・コストのすべてに気を配るため、幅広い知識が身に付くところが、当社の営業の面白さです。

稲垣 篤史
ある日のスケジュール
8:00 早めに出社
メールをチェックし、週のはじめなら1週間の予定を再確認。それ以外の日は、今日の行動予定を再確認します。その後はお客様や社内の各部門からの問合わせに対応。
11:00 お客様を訪問
午前中に1社、お客様を訪問。
12:00 昼食
社員食堂で1食205円の昼食。おいしくて安い!
13:00 グループミーティング
14:00 お客様を訪問
お客様を訪問し、先方のバイヤーに見積書を提示しながら交渉。
15:30 帰社。
会社に戻り、メールチェック。すぐに対応した方がいいメールに対しては、即返信。
17:00 デスクワーク
お客様との打ち合わせをもとに、見積書を作成。その他、自分一人でできる作業、明日の準備など。
19:00 帰宅